コロナ禍の影響もあり、おうちで過ごす時間が増えた今、お庭のある住環境が見直されています。
そこで今回は、なぜ今ガーデンライフが改めて注目されているのか、そしてガーデンがあることで暮らしにどのような変化がもたらされるのかについて、エクステリア&ガーデン設計施工専門ショップ WiS design株式会社 代表・豊重明寛さんにお話を伺いました。
おうち時間が増えたことで見えてくる家族の過ごし方

数々のおうちのエクステリア&ガーデンを手掛けてきたWiS design株式会社 代表・豊重明寛さん
新型コロナウイルスは、私たちの暮らしに様々な影響を与えていますが、その影響のひとつに“おうち時間”の増加があります。家で過ごす時間が長くなったことで、家族の暮らしにどのような変化が現れたのでしょうか。
「これまでは、大人は仕事に行って子どもは学校に行って、と皆が外に出る暮らしをしていたため、家族全員が揃って自宅で過ごす時間はあまり長くありませんでした。しかし、コロナ禍でリモートワークが推奨されるなどして、多くの人が家で過ごす時間が増えています。すると、リビングだけで家族が四六時中、顔を付き合わせているような状況が続く。そのため、どうしても、ストレスが溜まってしまうんですね。」
しかも、現在の環境ではそのストレスの逃げ場がないと豊重さんは言います。
「外出がしづらい環境なので、何かあっても外に逃げられないんです。だからこそ、ご自宅での暮らし方が広がる半屋外のある環境が、今とても求められています。」
ガーデンスペースを利用した半屋外空間があれば、そこで仕事をしたり、休憩時間をとったりと暮らし方の幅が広がります。おうち時間が長くなっているからこそ、気分を変えられる空間が必要になってきているのですね。
ガーデンスペースがあることで、暮らしの質がよりアップします

半屋外にテーブルやチェアを置いて、憩いのスペースに
「外食など、外へ出ての贅沢もしづらくなりましたよね。そうなると、なおさらご自宅でプチ贅沢できる環境が必要です。 例えば、半屋外で休憩をとったり、ホームパーティを行ったりすれば、外出しなくても“外で楽しむ”ことができるわけです。他にも、公園に行けないお子さまやペットが走り回れたり、テラスに座って緑を見ながらコーヒーを飲んでカフェのような時間を過ごしてみたり、旅行ができないからこそホテルのような朝食を作っていつもと違う食卓で楽しんでみたりと、気分に合わせてフリーに過ごせます。」
では、暮らしにガーデンスペースを取り入れていくためには、どのような点が大事なのでしょうか?
「リビングとガーデンとの繋がりがきちんとあることが大事ですね。
従来のガーデンは“見る”ものでリビングとは分断されたものでした。しかし、昨今ではガーデンは“見る”ものから“使う”ものへと変わっています。だからこそ、私たちWiS designは、リビングとガーデンとの繋がりを持たせた空間や家具のご提案などを行っています。」

単なる見るだけのガーデンではなく、暮らしの一部としてのガーデンということですね。
「そうですね。私たちは従来の間取りにガーデンも含めた、「G+LDK」という考え方を行っています。近年の戸建てではガーデンスペースはあまり重要視されていませんでしたが、この機会にご自宅のガーデンをぜひ見直して欲しいですね。」
ガーデンを大切にする考え方は、もともと日本人に合ったもの
「もともと日本建築には、縁側とお庭をつなぐ“濡れ縁”や“月見台”などがあるように、半屋外を取り入れた暮らし方は日本人の中に根付いているんです。それが近年は少なくなっていたため、再度見直して取り入れていきたいですよね。」
思い描く理想のガーデンライフを過ごすためには、どうしたら良いですか?
「まずはどんな風におうちで過ごしたいのか、ぜひご相談ください。バーベキューを頻繁に行いたいなら、バーベキューコンロはあらかじめ設置しておくほうがいいのか、キッチンへの動線はどう考えるのか。また、リモートワークをお庭でする場合は、濡れないように屋根をどこまで設置するのかなど、思い描く暮らし方でレイアウトを一緒に作っていきましょう。」

ガーデンと室内をウッドデッキでつなぎ、スムーズな出入りが可能

雰囲気のあるライティングと水場で、リゾートホテルのような雰囲気にも
理想の過ごし方を話していきながら、具体的に思い描いていくと段々と見えてきますよ。まずガーデンのある暮らしを想像して、そこで家族や友人とどのように過ごしたいか考えてみてください。ガーデンがあることで暮らし方の幅が広がり、生活をもっと豊かにしてくれますよ。」
今回改めてガーデンライフのお話を伺い、いつの間にか、贅沢な時間を自宅の外にばかり求めていたことに気づかされました。
おうち時間をもっと充実させたものにするためにも、ぜひ理想のガーデンライフを取り入れていきたいですね。
今回取材したお店はこちら
この記事を読んだ方にオススメ
# タグから検索
- ACTUS(19)
- ACTUS福岡店(1)
- Art-house21(17)
- BiVi福岡(1)
- BoConcept福岡(19)
- FUJI FURNITURE(4)
- HIDA(1)
- HIDA 福岡店(15)
- HOMESTYLE OCT.(20)
- KaILE(14)
- KARE(22)
- SOLID FURNITURE STORE FUKUOKA(4)
- TAKUMI DESIGN(10)
- TVボード(2)
- unico(21)
- WiSdesign(1)
- WORK LAB by H.L.D.(3)
- アート(8)
- アートギャッベ(1)
- アウトドア(2)
- インテリア(2)
- ウォークインクローゼット(1)
- エケベリア(1)
- オイルランプ(1)
- オンライン(1)
- お宅拝見(1)
- カーテン(14)
- ガーデンライフ(2)
- カーペット(1)
- ガジュマル(1)
- カップボード(1)
- カラー(1)
- キッチン(6)
- キッチンカウンター(1)
- キッチンボード(1)
- キッチンワゴン(1)
- キャビネット(9)
- キャンドルホルダー(1)
- コーディネート(6)
- コーヒーテーブル(2)
- こたつ(1)
- コツ(1)
- サーキュレーター(2)
- サイト(1)
- サイドボード(1)
- サンスベリア(1)
- シーツ(2)
- シェルフ(9)
- ジャストカーテン(11)
- スタッフ(1)
- スタッフが買ったインテリア(1)
- スツール(1)
- ソファ(18)
- ダイニング(5)
- ダイニングチェア(2)
- ダイニングテーブル(2)
- チェア(17)
- チェスト(5)
- テーブル(10)
- テーブルウェア(2)
- テーブルコーディネート(1)
- デスク(7)
- テレビボード(1)
- トイレ(1)
- トランスフォーム(1)
- ネットショップ(1)
- パキラ(1)
- バランス(1)
- ヒュッゲ(1)
- フェイクフラワー(1)
- フランスベッド販売(13)
- プレゼント(1)
- ベッド(9)
- ペット(1)
- ペットハウスオーパ(2)
- ベランダ(1)
- ペルシャ絨毯(4)
- ベンチ(1)
- ホームバー(1)
- ポールハンガー(2)
- マットレス(1)
- メンテナンス(2)
- ラグ(5)
- ランタン(1)
- リビング(4)
- リビング収納(3)
- リフォーム(1)
- リモートワーク(2)
- ルームフレグランス(1)
- レイアウト(4)
- ワイヤープランツ(1)
- 一人暮らし(1)
- 傘立て(1)
- 冷感(1)
- 収納(7)
- 和室(1)
- 壁掛け(3)
- 壁紙(2)
- 壁紙コーディネート(2)
- 子ども部屋(1)
- 家事(1)
- 家具(2)
- 家具購入(1)
- 家具選び(2)
- 寝具(1)
- 寝室(2)
- 庭のある家(1)
- 抗菌(1)
- 掃除(2)
- 新生活(1)
- 新築(2)
- 映画(1)
- 時計(1)
- 書斎(2)
- 書棚(1)
- 木製家具(2)
- 洗面所(3)
- 照明(3)
- 玄関(1)
- 玄関インテリア(1)
- 生花(1)
- 窓(1)
- 経年変化(1)
- 羽毛布団(1)
- 花瓶(1)
- 観葉植物(6)
- 賃貸(1)
- 鏡(3)
- 雑貨(1)
- 風水(1)
- 食器(1)